やりとりの分析(交流パターン分析) transactional analysis

By | 2014年12月22日

交流分析の四つの方法の一つで、二者の自我状態の間で取り交わされる刺激と反応を矢印で示し、分析することをいう。

すべての「やりとり」は次の三つのいずれかに分類される。

1.相補的交流:二者間の矢印が平行線になり、両者は緊張することなくコミュニケーションを続けるもの(例:情報の交換)

2.交差的交流:二者間の矢印は交差し、やりとりは発信者に戻らないかぎり緊張が高まって中断するもの(例:親子の断絶)

3.裏面的交流:表面のメッセージの裏に心理的メッセージが隠されている交流で、二者のやりとりは実線と点線の二つで描かれるもの(例:ホンネとタテマエ)

日常生活では一般に相補的交流が望ましいとされているが、それが退屈をもたらすほど長く続くときは、交差的交流で意図的に中断することができる。
交流分析では、裏面的交流が習慣化して、最後にきまって深いな感情をもって終るものを「ゲーム」と呼ぶ。