同一化による気づきの練習 awareness exercise by indentification

By | 2014年10月12日

ゲシュタルト技法(1) gestalt technique

部屋の内部を見回し、あらゆるものが目に入るようにする。

次に、とくに目につくもの(例:隅のごみ箱)を選び、それになり、それを体全体で味わい、その感覚を言語化する。多くの場合、心的葛藤がそこに投影されていることに気づく。

同様に、生育暦全体をイメージのなかで往来し、とくに浮かび上がってくる場面を、現在形で言語化するのもよい。

また、失感情症的な患者では、病める臓器そのもの(例:気管支、筋肉)になり、その形、機能などを擬人化して描写すると、体の感覚信号をキャッチするのに役立つ。

そのほか、絵画工作などを用いて自己像を表現し、各身体部位と全身との関係を感覚的にとらえる作業も有効である。

同一化による気づきの練習

同一化による気づきの練習