交流分析(TA)の中核をなす方法で、ゲームは「表面的にはもっともらしい交流の繰り返しのように見えて、その奥に隠れた動機を伴い、しばしば快適な結末をもたらす交流」と定義される。
両親や友人の間に決まって不和や争いをもたらすように操作する<仲間割れ>、繰り返し病院側の指示や病棟規則に違反して、退院を要求される<キック・ミー>などがその例である。
ゲーム分析で重要なことは、当人がそれを意識(Aの自我状態)の外で行なうので、第三者が「あなたはゲームを演じていますよ」と告げても、自覚できない点にある・隠れた動機は愛情と承認との欲求(ストローク)の飢えにあるからである。
治療者はゲームの法則、目的、結末についてクライエントを教育し、練習することを通して、より建設的な生き方を選択するように指導する。難治なゲームは生育暦の源にさかのぼって分析する。
ゲーム分析の実際として、次のものがよく用いられている。
1.バーン,Eのゲームの図式
2.グールディング夫妻の図式
3.コリンソン,Lのゲーム・プラン
4.カープマン,Sのドラマ三角形
5.亜
6.バーン,Eのゲームの公式
→心理的ゲーム