スタンプ stamps

By | 2014年11月21日

「これだけ怒りをがまんしたのだから、お前を殴るのは当たり前だ」といった例のように、自分の行動を正当化するために溜め込む感情をいう。

スタンプとは、もともと米国のスーパーマーケットが客にサービスする色つきの小さな景品券(シール)で、それを貼ったノートが一杯になると現品に交換できるものをいう。

日本ではこの種のスタンプ集めは日常化していないので、銀行や郵便局の積立預金が満期になるのを考えるとわかりやすい。しばらく積み立てられて、後日、行動化される感情は、

1.不快感情(ラケット感情)

2.良い行動

の2種類に交換される。前者は冒頭の例のようなゲームの結末感情であり、後者は定年退職後、やっと短い旅行に出かける人などに見られる。スタンプは否定的な構え(not OK)を持ち、自分の行動に責任をとろうとしない人によって集められる。