交流分析 transactional anaiysis

By | 2014年10月24日

米国の精神科医バーン,Eによって1950年代に創始された性格およびコミュニケーションの理論とそれに基づく治療体系。

今日では行動科学、システム理論、東洋哲学などとの統合も図られ、主に集団療法として発展している。方法として、

1.構造分析:自我状態の識別によって性格の不調和な部分に気づく

2.やりとり分析:二人の自我状態の間のコミュニケーションを分析する

3.ゲーム分析:繰り返し非生産的な結果をもたらす人間関係を正す

4.脚本分析:個人の「無意識の人生計画」を探る

以上の本格的精神療法の四つを行う。

また、上記ゲーム、脚本の成因を説く基本概念には、

1.ストローク:承認、ふれ合いの欲求

2.時間の構造化:ストローク授受のための六つの方法

3.基本的な構え(人生態度):自他を価値づける四つの態勢

4.値引き:問題解決に必要な情報の無視

5.ラケット:個人特有の幼時の本能的感情生活

などがある。