人が二人または集団でいるとき、ストロークを得るためにどのような時間を過ごすかということ。
動物も人も、刺激への欲求が直接に満たされないと、複雑に構造化した形で刺激を求めていく傾向がある。人はストロークを得たいと望む時には、心の通う相手とともにいる(時間を共に過ごす)必要がある。
しかし、そこでまともなストロークが得られないと、何らかの形で社会的な状況をつくり、そこで時間を構造化(組織化)するようになる。
このために人は、次の六つの手段のいずれかを用いる。
1.閉 鎖:他人との交流を放棄して、空想や白日夢にひたる。自己愛。
2.儀 式:間接的なふれ合いとしての挨拶、習慣・行事参加、など。
3.雑 談:比較的単純で、無難な話題をめぐって交流を楽しむ。社交。
4.活 動:主に仕事で、その完成によって得られるストロークを目指す。
5.ゲーム:人を操作したり、利用したりして否定的ストロークを得る。
6.親 交:信頼と愛情に裏付けられた率直なふれ合い。