空椅子の技法 empty chair technique

By | 2014年9月25日

ゲシュタルト療法でよく用いられる方法で、二つの椅子を用い、人格の中の分割された状態、アンビバレントな感情(例:愛と憎しみ、甘えと自立心)などを積極的に対決させることによって統合を図るもの。

この技法の背後には、内界の対立する力は、ありのままの姿で戦う機会を得ると、互いに相手の存在を認め、調和、融合を求めるようになる、また人は自分の中で分裂、解離している部分を統合するとき、全体的人格が回復する、という考え方がある。

→ゲシュタルト技法