1)脚本に関して「許可」という場合は、「禁止令」や「拮抗禁止令」に積極的に矛盾するメッセージをいい、親のCから子供のCへ送られ、かつそこに貯えられているものをいう。
例えば、「成長していいんだよ」「そんなにがむしゃらに頑張らなくてもいいんですよ」という類である。
2)治療に関連して「許可」という場合は、治療者が患者に対して”変化してもよろしい”というメッセージをさまざまな形で与える能力をいう。
許可は患者が、
1.治療時間を閉鎖、雑談、儀式などに終わらせずに有効に使う
2.各自我状態を偏ることなく十分に体験する
3.ゲームに支配されず、ストレートな交流を行う
4.禁止令から解放されて、新しい生き方を始める
の四つの領域に与えられる。
→三つのP