新里里春（琉球大学）を中心にした研究グループで開発された質問紙エゴグラム。
1973年頃に始まった九州大学のエゴグラム研究を進めて、新里は信頼性・妥当性の高い質問紙エゴグラムの開発に取り組み、1979年に東大心療内科との協同研究で「新しいエゴグラム・チェック・リスト」（ECL：質問項目48、成人用）を作成した。
その後、因子分析等の統計学的手法による研究を進め、1984年には琉球大学版エゴグラム・チェック・リスト（ECL-R）を作成し、さらに1986年には中学・高校生を対象としたJHECL（65問）を開発している。
1990年には虚偽スケールを加えた改訂版ECL-R2が発表され、神経症と心身症のパーソナリティの研究に用いられている。
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