親が子に与える特別に有害な脚本のメッセージをいう。
その代表的なものは、
1.自殺あるいは自分を傷つける
2.人を殺す、あるいは障害を起こす
3.正気を失う
といったことを勧める内容のメッセージである。また、エピスプリクトは世々代々にわたって継承され、しばしば「あなたがやりなさい、さもないと私のほうが・・・・・・」という形で発信される。
例えば、アルコール依存の親を持った父親は、飲酒を徹底的に避ける生活をすることで、息子への酒の関心を促し、暗に飲酒を勧めるので、息子はアルコール依存者になっていくといった過程に見られる。
親が自分の破壊的脚本から逃れたい思いから、子供に身代わりを暗に求めている姿といえよう。