交流パターンの一型で、社交レベルの交流と心理レベルの交流の両方が同時に行なわれるもの。
例えば、入院した患者が治療者に贈り物をしたり、それが効果だったりする場合である。
直線が示す言語による交流は、一見、明白なメッセージを伝えている。
これに対して点線(心理的レベル)は、「私を他の患者よりも、よくして欲しい」というCからのメッセージを送っている可能性がある。裏面的交流には、コミュニケーションの第3の原則が伴う。
すなわち「利身炎的交流による行動の結果は、社交レベルではなく、心理レベルで決定される」のである。
→やりとりの分析