幼時に、親の愛情を得る手段として形成された一種の感情の条件反射で、その後の人生においても持続するもの。精神分析的に言えば、幼時に身につけた本能的感情的生活の歪みとなろう。
ラケット感情の性質をまとめると、
1.人がゲームを演じるとき、その結末として、きまって味わう不快感情
2.幼時に学習され奨励されたもので、成人の問題解決の手段としては不適切
3.自然な感情をカムフラージュして作られた人工的な感情
4.それに沈殿して入れ宇土、愛情や承認(ストローク)が必ず到来するという空想に基づいている
5.他人を変えようという企みが隠されている
6.この感情に支配されると、人は現時点に不釣合いな感情反応を示す
7.少しずつ積み立てられたり、その奥にひそむ真の感情が未処理なままに放置されると、次のトラブルへの準備をうながす
→結末感情