Category Archives: 基礎用語

保護 protection

治療者に要求される三つのPといわれる能力の一つ。 精神病理は心身医学の十分な学習と治療体験に加え、集団療法の過程の知識を持つことによって、クライエントに支持と安定感を与える能力をいう。 バーン,Eは、とくに集団をシステム… Read More »

能力 potency

治療者に要求される三つのPといわれる役割の一つ。適切なタイミングで、効果的な治療的介入を行なう能力をいう。 とくに、有効な技法を駆使して、 1.汚染を修正する 2.ゲームを認識して自己コントロールする 3.禁止令を無力化… Read More »

自律性 autonomy

究極的には、脚本(無意識の人生計画、77ページ)から自由になることを意味するが、日常の臨床では、より具体的に次のような生き方を身につけることと解するとよい。 1.人は自分の感情、思考、信条、行動について、自分で責任を担う… Read More »

交流分析 transactional anaiysis

米国の精神科医バーン,Eによって1950年代に創始された性格およびコミュニケーションの理論とそれに基づく治療体系。 今日では行動科学、システム理論、東洋哲学などとの統合も図られ、主に集団療法として発展している。方法として… Read More »

夢の作業 dream work

ゲシュタルト技法(3) gestalt technique パールズ,Fによると「夢は実存のメッセージであり、夢の各断片はその人の疎外された自己の部分である」、また彼は夢を、フロイト,S(Freud,S)の“無意識への王… Read More »

椅子の技法 chair technique

ゲシュタルト技法(2) gestalt technique 人格のなかのアンビバレントな感情や対立する部分を積極的に指摘し、その両極性を明確にするために、それぞれを代表する二つの椅子の間を往来する。とくに、適応様式として… Read More »

許可 permission

1)脚本に関して「許可」という場合は、「禁止令」や「拮抗禁止令」に積極的に矛盾するメッセージをいい、親のCから子供のCへ送られ、かつそこに貯えられているものをいう。 例えば、「成長していいんだよ」「そんなにがむしゃらに頑… Read More »