交流分析(TA)の理論と方法を応用したカウンセリングをいう。
基本的前提として、
1.人は本来、肯定的な存在である
2.人は自分の感情、思考、行動に責任をとれる
3.人は変容に対して与えられる肯定的ストローク(承認、支持)への反応として変化する
4.自分の運命について決断あるいは再決断して選ぶことができる
という哲学をもつ。面接の実際では、バーン,E(TAの創始者)の「カウンセリングはすべての段階において、何をするか、またなぜそうするのかを知ること」という考え方に基づき、1.治療方針と、2.治療過程を重視する。
1.の決定では両者は「どこをどう変えるか」についての契約を結び、カウンセラーは介入法を選ぶ。2.は両者による進展のフィードバック、必要に応じた契約の修正、目的達成による治療の終結という順序で進められる。