インパス impasse

By | 2014年9月5日

性格の中の相反する力がぶつかり合って行きづまっている状態をいう。

元来はゲシュタルト療法の概念であるが、グールディング夫妻(Goulding,R.L&Goulding,M.M)はそれを広げて、次の三つのタイプに分類している。

1.個人の「親の自我状態」(P)と「子供の自我状態」(C)の間で起きているインパスで、拮抗禁止令に根ざしているもの。

2.幼時に親の「子供の自我状態」(C)から発信され、かつ個人が自分のCによってそれに従おうと決断した禁止令が作動しているもの。

3.人生のごく早期に、非言語レベルで与えられた禁止令によるインパスで、個人が「自分は生まれながらこういう性格なんだ」と思い込んでいるもの(属性)。

再決断療法では、これらのインパスから自由になることが治療のゴールとなる。

→再決断療法