親の「親の自我状態」(P)から言葉によって発信された脚本のメッセージで、子供のPの中に保持されているもの。
「うそをついてはいけない」、「頑張って勉強しなさい」など、一般にしつけ、常識について親が子供に教える内容である。
この種の教訓に従っていれば、破壊的な脚本をもたらす禁止令に対抗し、脚本を弱体化あるいは阻止できるものと考えられた。
しかし、実際には、基本的構えが否定的な人においては、拮抗禁止令がかえって禁止令を強化し、脚本を推し進める働きをすることがわかってきた。
拮抗禁止令の中で特別な役割を果たすものとして、次の五つの命令は「ドライバー」(駆り立てるもの)として知られている。
1.急げ
2.完全であれ
3.もっと努力せよ
4.私(親、他人)を喜ばせよ
5.強くあれ
→ドライバー、ミニ・スプリクト