エゴグラム egogram

By | 2014年9月8日

〔自己分析法〕交流分析における自己分析法の一つで、創案者デュセイ,J(Dusay,J)の恒常仮説(constancy hypothesis:各人はそれぞれ一定量の心的エネルギーをもつ)に基づいている。

エゴグラムでは自我状態を批判的ペアレント(CP)、養育的ペアレント(NP)、アダルト(A)、自由なチャイルド(FC)、順応したチャイルド(AC)の五つの機能に分け、個人のエネルギーの配布の程度を棒グラフで図示する。

デュセイは、エゴグラムを描く際には直感で判断するのが最も良いとしたが、今日、わが国では、チェック・リストによる客観的テストがいくつか開発され、臨床や教育の場でも用いられている(TEG、ECL、TAOKなど)。

また、エゴグラムを診断の手段にとどめず、クライエントの具体的指導に活用できるように質問項目に工夫を凝らしたテスト(SGE)もできている。

→機能分析

 

図 エゴグラム

図 エゴグラム