Category Archives: 自我状態

締め出し(除外) exclusion

自我状態の病理で、一つないし二つの自我状態が個人の全体的機能から締め出されていることをいう(除外、排除ともいう)。 図aはCを締め出した人で、ほとんど遊んだりリラックスしたりしない“まじめ人間”によく見られる。Pの除外は… Read More »

自我状態 ego state

元来は自我心理学の概念で、一定量の心的エネルギーをもった流動的ないろいろな意識体験をいう。 交流分析では「感情および思考、さらにはそれらに関連した一連の行動様式を統合した一つのシステム」と定義され、人はすべて次の三つの自… Read More »

行動的診断 behavioral diagnosis

クライエントの言語的、非言語的行動の観察から自我状態を診断する方法。 ふつうの人に一般的に見られる“親らしい”あるいは“子供らしい”態度の観察が基本になるが、同時に面接によって、クライエント独自の感情や思考をチェックしな… Read More »

構造分析 structural analysis

個々のパーソナリティの分析で、P、A、Cの記号を用いて、自我状態を詳しく学ぶ方法である。 まずP、A、Cのそれぞれをはっきり区別できるように練習する。 次に、自我状態エネルギーの供給の障害から生じる病的な自我状態(汚染、… Read More »

気づき awareness

心理学的には、純粋に解釈抜きに感覚的な印象を受け取る能力をいうが、交流分析では自分の心の緒力、その働き、交流の様式、無意識の人生計画(脚本)などを、よりはっきり意識することをいう。 交流分析で気づくという場合、その内容は… Read More »

カセクシス cathexis

元来は精神分析の用語で、心的エネルギーが移動、変形して、一つあるいは複数の無意識の表象へと結びつけられることをいう。 日本語では「補給」あるいは「充当」と訳されている。交流分析では、心的エネルギーが自我状態(P、A、C)… Read More »