心理ゲームの構造を示すためにカープマン,Sが考案した図で、ゲームを演じる人は迫害者(P)、犠牲者(V)、救済者(R)の三つの役割の間を動くというもの。
迫害者は排他的で、相手を見下したり、ミスを正そうとする役割。
犠牲者の役割は他者の助けを誘うような無力さが特徴で、三者のうち最も強力である。救済者は相手の自立・自助を損ない、依存心を高める役割を演じる。
ゲームを演じる人は、これら三つの役割を交替しながらストロークを交換する。カープマン,Sは、自らすすんで犠牲者になる人がいなければゲームは成立しないとし、犠牲者の立場を中心にゲームを考えている。
→ゲーム、ゲーム分析